私の深い後悔(虐待を見過ごしたこと)②
- 2015/02/13
- 18:20

【雪の日は窓の雪でお勉強タイム】
今日は天候の変化が激しくて、夕方には雪も降っていて、
寒い寒い午後となりました。

キッズスタジアムでは子ども達が勉強を頑張っていました。
早く帰って来て、早々に宿題を済ませた子どもさんは、
漢字のプリントに挑戦。
合格するまではと粘り続けて、最後に花マルをもらって、
喜んでいました。(^^♪
昨日の絵の続きを描いたり、自分の好きな本を使って
文字の練習をしたりと、とってもお勉強な日でした。
なんとなく、みんなの波長がひとつの方向に向くことが
ありますが、そんな時は自然にみんなが活動していて
面白いと思います。

来週はどんな波長が訪れるのやら。(^^)v

パーフェクト目指してがんばるぞ~

うっうまい!! 見本を見ながらにしてもハイクオリティ
||||||||||||||********(_ _。)ブルー******||||||||||||||||

孤独な心は深く閉ざされてゆく・・・
昨日の続きです。
私の家まで6時間以上もかけて歩いてきた少年は、
その後仲間と一緒に遊び歩くようになり、親も手に負えないというか、
知らん顔状態でしたので、団体で預かることになったのですが、
厳しく接して反省させる方向で接していったところ、
団体の施設を脱走して、しかも施設の備品や
職員のお金を盗んで行ってしまいました。(私のカメラと現金もです)

いよいよ警察沙汰となり、逮捕されて留置された彼に、
私が面会に行くこととなり、団体責任者から、「親の迷惑を考えさせて
謝罪させるように」と言われました。
警察署で面会した時、最初は申し訳無さそうに話を聞いていた
彼でしたが、なかなか謝罪の言葉は出ず、しつこく彼の
行いを追求する私に、ついに切れた彼が急に怒りだして、
自分の押し殺していた気持ちをぶちまけて、面会は終わりました。


彼の豹変ぶりに驚いた私は、そのことを帰って報告しましたが、
橋にも棒にもかからん奴といった感じの反応でした。
その後も彼は何度も警察のお世話になり、消息不明になって
いましたが、その後驚いたことに結婚したらしく、
結婚相手の女性から団体に連絡があって、そのことがわかりました。
その女性から、結婚はしたものの、彼はやはり落ち着かず、盗みをしながら
ふらふらしていて、家には帰って来なくなってしまっていること、
子どもも生まれたのに、どうやって育てて行こうかと悩んでいることなどの
相談があったそうです。
その後は私の勤務地が変わったので、様子を聞くことはなくなってしまったのですが、
今思うと、親に虐待されて、唯一私には話を聞いてもらえると思って、
必死の思い出歩いて家まで行ったのに、すぐに親元に戻され、
頼るところもなく、誰からも信じてもらえず、家から逃げても
盗みをしながらでしか生活できない日々が続き、
誰も信じられない日々の中で彼の心は壊れて行ったのだと思います。

警察に捕まった時も、親のせいでこんなことになったとの思いがあったでしょうに、
私はただ彼を責めて、反省することを求めてしまったのです。
結局、彼は誰にも心を開く事ができず、結婚しても心の隙間を
埋めることはできなかったのでしょう。
私は彼の信頼を裏切り、彼の悲痛な思いを知ろうともせずに、
追い詰めてしまったのです。ヽ(;′△`)ノ
この出来事は、いつ思い出しても、タイムマシンがあったら当時に
戻って、アホな自分をぶん殴ってやりたい気持ちにかられます。
彼の不幸は、親から虐待を受けていただけでなく、誰も彼を信じて
彼の傍らにいて彼の言葉を聞こうとしなかったことだと思います。
いくら後悔してもし切れない、私の苦い苦い思い出でした。m(__)m